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BLACK SWAN/ブラック・スワン
ブラック・スワン


本篇が終わった瞬間、まるで私にも白鳥の羽が生えてくるのではないかと思うほど、全身にぶわーっと鳥肌が立って.....

ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。(シネマトゥデイ


監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:マーク・ヘイマン、アンドレス・ハインズ、ジョン・マクローリン
ストーリー:アンドレ・ハインズ
音楽:ジム・ブラック、ゲイブ・ヘルファー
振付家:ベンジャミン・ミルピエ
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー、バンジャマン・ミルピエ、他
2010年/米国
第83回アカデミー賞 主演女優賞 受賞

オフィシャル
 http://movies2.foxjapan.com/blackswan/












ナタリー・ポートマン演じるニナの精神が崩壊していく過程が凄まじくて。

現実なのか、ニナの妄想なのか、見ている私たちの想像に委ねられているので、いっそう混乱と不安が募り、心理ホラーの渦に引き込まれてしまいます。

しかしナタリー・ポートマンは圧巻でした。

え?ナタリー・ポートマンってこんなバレリーナ体型だった?とまずびっくり。

なんとクランクインの10ヶ月前から厳しいバレエのトレーニングを重ね、肉体改造したそう。

12歳までバレエを習っていたとはいえ、28歳になってから練習を再開してプリマを演じるまでになるなんて、その役者魂に脱帽です。

過干渉でニナに歪な愛情を注ぐ母親に抑圧され(このママが本当に怖い。)押し殺していたニナの性的欲求が爆発するシーンが多いけれど、ナタリー・ポートマンの品の良さが作品の品格を保っていたのではないかな。。

そんなナタリー・ポートマンがブラックスワンを踊る時の、何かに取り憑かれたような形相がこれまた怖い!

チャイコフスキーの荘厳な「白鳥の湖」の旋律と、重なるように押し寄せてくる恐怖とが絡み合い、ラスト.....結果がどうあれ、ニナの達成感が眩しい光となってスクリーンから溢れ出し、圧倒され、私は動けなくなってしまったのです。


ただ、ヨーロッパの繊細なバレエを見慣れているからか、バレエが大味で、物足りない!やはりアメリカ〜ンだなぁ、と。

ブラック・スワン」のベースになっているはブロードウェイを舞台に女優とその代役のライバル女優を描いたドラマだそうで、ニナのライバル、リリーのキャラクターはブロードウェイ役者のイメージのままなのですよね。

奔放で情熱的なリリーが、ストイックなクラシックバレエの世界に生きているという設定には相当無理を感じ、ちょっと残念。


ニナの練習用レオタードがいいなぁと観察していたら、全て、バレエダンサーでありコスチュームデザイナーでもある竹島由美子さんによるものでした。本当にかわいいです。

そしてナタリー・ポートマンはこの作品の振付師と婚約、アカデミー賞授賞式には妊婦姿で登場していましたね。コチラ★

Wでおめでとう〜

R15なので残酷なシーンが多かったらいやだな〜と不安だったけれど、大丈夫でした。面白かった!


(追記:一人で観ることをお勧め。ね、nemophilaさん!)





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コメント
ウィノナも出てるんですねー。これは楽しみ!
わたし世代にはたまらないキャスティングです。
ブラック・スワンはまだ観てないですが、
鳥肌モノの「白鳥の湖」ということで、ビリー・
エリオットのアダム・クーパーがみたくなりました。
いまからみますw
2011/05/22 19:23 by francesfarmer
▼francesfarmerさん
ウィノナは、惨めな元プリンシパルを演じていて
役にはまっているのが何とも悲しくて.....
ウィノナは私も大好きなので、頑張って欲しいです。

「ビリー・エリオット」のラスト
アダム・クーパーの背中にも鳥肌が立ちましたね〜
「ビリー・エリオット」ではビリーとウィルキンソン先生が
フェリーに乗って「白鳥の湖」の話をするところもだ〜い好き。

アダム・クーパーの「白鳥の湖」、私もまた観たいなぁ。

2011/05/22 22:39 by Nao
さすがNaoさん、スッゴい素敵なレビュー!文才あるなぁ。読みながらうん。うん。と頷いてしまいましたよ!
見終わったあともじわじわときて、もう一回きちんと細かいところを観たいなぁと思えた映画です。ブルーレイが出たら買おうかな。ナタリーすごかったですね。元々好きでしたがもっと好きになりました。キレイだった!ミラもウィノナもハマってましたね!
2011/05/26 17:30 by Malibu
▼Malibuさん
ごめんね、せっかくのコメントを見落としていました。
えー。ほめてくれてありがとう。でも文才なんてないです;;

ナタリー・ポートマン、私も同じくますます好きになりました。
アカデミー賞授賞式のときは妊娠中だということもあって
かなりふっくらしていたから、あのバレリーナ体型を作るのは
本当に大変だっただろうなぁと改めて思いましたよ。

あと、お母さんとの関係の描き方も緻密でしたよね。
あのお母さん、ほんとに怖い〜(笑)
ニナへの愛情は相当歪んでいるけれど
ニナがお母さんに*絶対言ってはいけない言葉*を発してしまって
すごく傷ついたはずなのに、やっぱり母親は母親。。
娘の踊る姿を客席で嬉しそうに見守るお母さんを見てほっとしたというか
監督さんの良心みたいなものを感じたの。
そういうところに、ホラーでありながら惹かれる要因があるのかも.....



2011/05/27 00:19 by Nao
あのお母さんは怖かったです!娘を溺愛しているのにもかかわらず、ニナが主役に選ばれた事に嫉妬して、しかもニナが失敗したりするとなんとな〜く嬉しそうな表情をするところがすごい怖かったです!
2011/05/27 08:23 by Malibu
▼Malibuさん
そーそー。
「私はあなたのせいで夢をあきらめた」オーラを出しまくって
娘に嫉妬して。。
ニナの携帯にお母さんから電話がかかってくると、私までぞ〜っとしてしまいましたよ。
あー怖い(笑)。

説明的な台詞がなくても、母親とのやり取りでニナの内面が浮き彫りになって
ストーリーに深みが出ていましたよね。
2011/05/27 21:37 by Nao
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