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家守綺譚/梨木 香歩
評価:
梨木 香歩
新潮社
¥ 380
(2006-09)
コメント:それはついこの間、ほんの百年前の物語。サルスベリの木に惚れられたり、飼い犬は河童と懇意になったり、庭のはずれにマリア様がお出ましになったり、散りぎわの桜が暇乞いに来たり。と、いった次第のこれは、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねている新米知識人の「私」と天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。(新潮社)



学生時代に亡くなった友人「高堂」がふらりと登場し

「私」はサルスベリに恋心を抱かれ

たぬきに騙される。

池には人魚が現れ、飼い犬ゴローは河童と仲良し。

そんな奇怪な出来事が四季折々の自然に溶け込んで、日本人のDNAに息づく宗教観が梨木香歩の文体に寄り添い、デジャヴのようにどこか懐かしくすら感じるのです。

ほのかな恋心。

そして「生」と「死」。

深々と美しい物語でした。


これはshinさんに勧められた1冊。shinさん、ありがとうございます。面白かった〜。愛蔵版となりました。

(サイドストーリー「村田エフェンディ滞土録」についてはは改めて。)


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コメント
気に入っていただけて嬉しいです。
花鳥風月を愛でるNaoさんの価値観と似てるなぁ、と思って。
私も心にゆとりを持って時折の風を感じながら生きていきたいな。
なのについイライラギスギスしてしまうのですが^^;
「私の精神を養わない」
征四郎のこの台詞にKOパンチくらいましたわ^^
『家守綺譚』あんど『村田エフェンディ』は私の心の道しるべです。
2010/06/12 21:30 by shin
▼shinさん
ありがとうございます!
ほーんとに面白かったです。一気に読んでしまいました。
それなのに、なんかそっけないレビューでスミマセン;;
実はコレ、ただ今貸し出中で.....
戻ってきたらもう一度読んで
それからレビューをUPするつもりだったのです。

でも、元Stereophonicsスチュアートの追悼の直後にUPするのは
『家守綺譚』が一番相応しいのではないかと。
『家守綺譚』に込められた梨木さんの「生と死」に対する概念に
強く心揺さぶられるものがあったので.....

>花鳥風月を愛でるNaoさんの価値観と似てるなぁ、と思って。
私は妙に冷めているところがある一方
確かに、植物に話しかけたり(心の中でですけど。笑)
カラスの鳴き声に耳をすまして「どういう意味なんだろ」と
真剣に考えたりしています(アヤシイ?笑)

『家守綺譚』の続きが読みたいな。
2010/06/13 23:49 by Nao
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