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まほろ駅前多田便利軒
まほろ駅前多田便利軒まほろ駅前多田便利軒
三浦しをん
第135回直木賞受賞

東京のはずれに位置する‘まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!


まるで一話完結の連続TVドラマのよう。
ペットの世話・塾の送り迎え代行・納屋の整理・恋人のふりetc.――そんな仕事のはずだった。

便利屋を営む多田の事務所に高校時代のクラスメート行天が転がり込んできて、社会の隅っこで息を潜め生きていた多田の生活が一変する。混沌と平凡が入り混じったまほろ市のように、「平凡」な多田と「混沌」の行天が交じり合うことによって、多田の心にずっと引っかかっていた罪悪感や、封印していた過去が言葉となってあふれ出し・・・
幸福は再生する。
形を変え、さまざまな姿で、それを求めるひとたちのところへ何度でも、そっと訪れてくるのだ。

2人の友情だけでなく、親子、夫婦・・・さまざまな絆が織り込まれています。

いろいろな人が息をして、痛みを感じながらそれぞれの人生を送っていて、そこにはちゃんと小さな幸せが存在している・・・そんな当たり前のことをあらためて感じて、心がじんわり温かくなりました。

・・・これってドラマ化の話はないの?


「まほろ駅前多田便利軒」が直木賞を受賞した頃、本館サイトのほうで仲良くしているフラワーデザイナーkadoさんが町田にお引越しされたので

「『まほろ駅前多田便利軒」』は町田が舞台らしいよ」

「三浦しをんさんは今でも町田に住んでいるらしい。町田の駅前の本屋のポップに書いてあった。」

そんな会話を交わしたのをきっかけに、読んだ作品です。kadoさんのほうが一足先に読まれて「挿絵がキライだ」とおっしゃっていましたが、確かに・・・劇画調がちょっと安っぽいかな・・・。それに、kadoさんはさすがデザイナー、本の小口(背の反対側)に見える各章タイトルの位置がガタガタなのが気になる、とも。(私、そこまでは気にならないぞー。)しかしカバーを外すと白黒の団地の写真(町田の風景?)が更にカバーになっていて、装丁はなかなか凝っています。

※レンたちのお母さんしをんの名前は、三浦しをんさんにあやかっております。

◎しをんのしおり (三浦しをん書き下ろしエッセイ)
 http://www.boiledeggs.com/siori/siori374.html 


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コメント
自分も読みました!
で、記事にも書いたのですが多田と行天の会話が自分と友達のそれと似ていて…な〜んかこの本は身近に感じてしまいました^^;
そういう意味でも心が温かくなる作品でした☆
俺はあまり本を読む人ではないのですが、最近やっと本の魅力に気付き出しております(笑)
なにかオススメがあれば、でいいので教えてください(´ε`∩)
2006/11/14 21:40 by ef
efさん、こんばんは〜
コレ、2ヶ月前に読み終わっていたのに、記事にするタイミングを失っていたの;;
雑誌に掲載されている三浦しをんさんのエッセイはいくつか読んでいたけれど
小説を読むのはこれが初めてでした。
女性が書いた文章なのに、男性がうまく描かれていると思いましたが
efさんもすんなり感情移入できたみたいですネ

>多田と行天の会話が自分と友達のそれと似ていて…
efさんは、多田さんと行天さんのどっち?
ドラマ化するとしたら、多田さんと行天さんは誰が良いかなー
三浦しをんさんの新刊『風が強く吹いている』も読んでみるつもりです。

今は『嘘つき。〜やさしい嘘十話』を読んでいるけれど、うぬ〜。イマイチかな。
この前読んだクローズド・ノートは面白かったですよ。
2006/11/14 23:02 by Nao
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