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The La's(ラーズ)
ラーズ(+8)
ラーズ(+8)

※今回はスペシャルゲストあり、です。

永遠の名曲「ゼアー・シー・ゴーズ」を生んだリヴァプールの雄ラーズが'90年にリリースした唯一のアルバム

すでに解散し伝説化したバンド、ラーズ。彼らが残した完璧なまでに美しいメロディ、軽快だが饒舌なギターのカッティングには、ビートルズを生んだ'60年代リバプールの香りが濃密。現代ミュージシャンにもいまだ人気が高く、希代のメロディ・メーカー、リー・メイヴァースが書き、ここに残されただけの十数曲だが、今に放つ影響力は計り知れない。(CDの帯より)

そんなThe La'sが再び動き出した。バンドの中心人物であるリー・メイヴァース(Vo&G)と、その後キャストを結成したジョン・パワー(B&Vo)がラーズとして、今夏サマーソニックのステージで私たちの前に立つことに・・・。Trk-5 There She Goes は大好きな曲(Delaysみたい?)だから、生で聴けるなんて本当にラッキー。今から楽しみ・・・。

リー・メイヴァースは、このアルバム『ラーズ』について、「プロデューサーが勝手に60年代風に作り上げた、ゴミみたいな作品だ」と全否定した。しかしながら、リー・メイヴァースの目指すサウンドが現実味をなくし、むしろ現実からの逃避へかわっていったのも事実。また、正気かどうか疑う人々さえ出てきたのだ。その後、『これ以上このバンドからなにも生まれることはないだろう』とジョン・パワーは脱退、事実上の解散となってしまう。(中略)

アルバム『ラーズ』に対して、「あんなゴミ音楽買うな!」とまで言い放ったリー・メイヴァースは、来日インタビューでこう続けた・・・「60年代のレコードを聞いたことがあるだろ?ああいう風じゃなきゃダメなんだ。音が生きていた、機械に窒息させられていなかった。そういう風にあのレコードを作り直して、今度こそ本当のファースト・アルバムとして発表するんだ・・・」と。HMV→


結局リー・メイヴァースのいう「本当の1stアルバム」を出すこともなく彼らは解散してしまったのだけれど、原因はなんだかプロデューサーやエンジニアにあるような言い方でしょう?そこで、レコーディングのおける≪ミュージシャン≫≪プロデューサー≫≪エンジニア≫の相関について、プロのエンジニア氏はどう捉えられるのか日本を代表する敏腕リミキサー、IZUMI " DubMasterX " Miyazakiさんに質問してみた。(Dubs Master Xさん、お忙しいところ本当にありがとうございまいた。)

僕は人のエンジニアもやるし自分もアーティストとして自分の作品も作るので双方の言い分というか言わんとしている事はよく判る気がします。

彼らの言わんとしている事は、「機械にコントロール(管理)されていない自由な自分たちで居たい」と言う事なのでしょうね。昨今のレコーディングでは、テクノロジーの進歩からありとあらゆる事がコンピューターの中や機械を通して出来てしまうじゃないですか。それが余計な事をされているようで嫌だったんじゃないかな。もしかすると、それを強要するエンジニアやプロデューサーだったんじゃないかな。あくまでも想像ですが。

テクノロジーが進歩していなかった昔では、演奏者の技術、バンドとしてのグルーブ、それぞれの持つキャラクターで勝負するしかなかったわけで、才能(上手い下手ではなく)のない奴は音楽は出来なかったわけでしょ?テクノロジーを活用するのとテクノロジーに助けてもらうのでは大きな差があると思うのです。彼らは後者のように感じたか、そうされた事によって自分たちの表現したい何かが無くなってしまったと感じたのかもしれません。

彼らは、現在のテクノロジーと仲良く出来なくて悪い面ばかりが見えてしまった。もしくは、最初から最新のテクノロジーを必要としていなかった。ただ、自分たちの音をありのままに録音して欲しかっただけ。

今度はエンジニアの立場から。

表現者というのは時にとても難解な事を平然と言ってのける困りものです。頭の中に描いているやりたい事をエンジニアにどう理解させるかと言う術を知らない人が多すぎます。あまりにも抽象的すぎるんですね。説明が。

だから、上手く伝えられない→エンジニアも理解できないから時間かかる→ミュージシャンは待たされる→何とか作り上げる→イメージと全然違う→更に作り直すついでにリズムの揺れが気になり直す→リズム編集されて余計悪くなったように聞こえる→こいつらいったい何やってんだ?なんてなってしまう。

ネガティブの輪廻転生になってしまう。こうなるともうお手上げですね。テクノロジーと言っても操るのは人間なんだからエンジニアだって楽器の演奏者と同じだと思うんですよね。

結局、双方に歩み寄ろうとするアンカーになるモノがなかったんでしょうね。お互いにリスペクトするところがなかったと。それはたとえば音の趣味が同じだとか、思想が共感できるとか。そう言う物がなにかしらあれば、一つの作品を作ろうと同じ方向に向かって力が働くモノなんですよね。どちらかが、我が儘を通したり相手を理解できなかったりすると大概歪みは生まれますね。それを解消していくのがプロデューサーなんですが、それが出来ない人もまた多い。(T T)

しかし、ここまで自分たちの作品をこき下ろすなら普通はリリースしないんですけどね。そこにはきっとお金という第三のしがらみがあったりしてね。出したくないけれど契約があるから出さなくてはならないとか。契約金先にもらっていたとか。まぁ、色々あるでしょうが。僕なら迷わずに出さないよなぁ。そんな納得のいかないものは。

出す時はお金が絡んでいてどうしようもない時だけ。(笑)

話はちょっとずれますが、、

テクノロジーに対するテクノロジー無知の人が抱くコンプレックスからくる誤解ってありますよね。訳のわからないところで自分たちの音楽を管理されていると感じる不安感。これはわからないでもないですね。

逆にパソコン持っていれば何でも出来ると勘違いする人って居るじゃないですか。そうじゃないですよね。あくまでも使うのは人間ですから。誰がギター弾いてもクラプトンや天野さんのように弾ける訳じゃない。コンピューターやレコーディング機器だって同じ事なんですよ。彼らも上手に使える人と組めば機械に窒息させられずに出来たかもしれないですよね。

パソコンもミキサーも楽器の一つ。音楽を奏でるためのツールでしかないと言うのが僕の持論です。
  

Dub Master Xさんプロフィール
1999年、AVEX Recordと日本で初めてのRimixer契約を行い、2000年9月には、Remix作品の中から10曲を収録したRemix CD「Dub's Music Box」をAVEX Recordsからリリース。2003年の契約終了までにエイベックスのアーティストの作品を70タイトルREMIX。多くのヒット作を世に送り出した。

現在、PAオペレート&プランニング、舞台音響、レコーディングエンジニア、リミックス、アレンジ、プロデュース、DJ、プログラミング、コンポーズ、ラジオ番組制作など、多方面でマルチな才能を発揮している。

★リミックスを手がけた主なアーティスト
小泉今日子、ピチカートファイヴ、観月ありさ、ブルーハーツ、スチャダラパー、TOKIO 、UA、藤井フミヤ、Every Little Thing、安室奈美恵、MAX、浜崎あゆみ、フェイバリットブルー、ダパンプ、ジャングルスマイル、フォルダー、Do As Infinity、HAL、キリンジ 他多数

★DUB Master Xさん名義の作品
DUB MASTER X、DUB MASTER X-2、サイドジョブ
(コロンビアレコード)

公式サイト→
DmxbloG→

Dub’s Music box
Dub’s Music box
オムニバス, 浜崎あゆみ, Folder, 小林和子, dream, 海老根祐子, Every Little Thing, 持田香織, Do As Infinity, D・A・I


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コメント
こんばんわ。私もラーズのこのアルバム持ってますよ♪最近のお気に入りの1枚です
2005/04/12 23:11 by trampolinegirl
また一致しましたかぁ(笑)
There She Goesはホントきれいな曲ですよね。
There She Goesは知っているし
ジャケットにも見覚えがあるけれど
通して聴くと知らない曲ばかりでした・・・
2005/04/13 12:28 by Nao
こんちわ
ラーズいいですねー
再結成も決まり最近久しぶりにヘビロテです。
生ゼアシーゴーズ聴けたら涙出るかもしれません。
ところで何曲目にクレジットされてるか忘れましたけどFeelin'って曲聴きました?その曲調と声が気に入ったらThe Banditsをお勧めします。なんせソックリなので(笑)
2005/04/14 12:08 by ずー
さて、どんな感じで来日してくれるのでしょうか?とても楽しみです。
2005/04/16 03:11 by 紅少年。
>ずーさん
お返事遅くなってしまってごめんなさい。
いつもはヒマなんだけれど(笑)
最近忙しくてなかなかパソコンに触れなくて・・・。

The Bandits。。。はいはい、
ずーさんが強くプッシュしていましたよね。
でももう解散してしまったんでしたっけ。
どんな音を出す人たちなのかなぁと思っていましたが
ラーズの"Feelin'"(#7)みたいな感じなんですね。
60年代っぽいの?
ずーさんの推すモノはかなり私のツボなので
The Banditsも聴いてみようかなー。
("There She Goes"はDelaysを彷彿とさせます。)

>紅さん
そうなんですよね、
CDよりもライヴの方がもっと良いという評判だったらしいので
どんな音を聴かせてくれるのかとっても楽しみです。
2005/04/16 22:28 by Nao
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2005/05/29 04:46
THE LA'S ( ラーズ ) リー・メイヴァースとジョン・パワーの コンビで復活!    もう既にちょっと前のネタですが「ブリット・ポップ」の 先駆者として名を馳せた THE La's ( ラーズ ) が 10年以上の沈黙を破っての再結成とのBIGニュースが。
リ・マイブラ

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